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「青=ボールペン用」はウソ?消しゴムの真の使い方を解説

学生時代に一度は手にしたことがある「赤と青の2色の消しゴム」。
赤いほうで鉛筆を消して、青いほうで……あれ?どうやって使うんだっけ?

「青い部分はボールペンが消せる」なんて話を聞いたことがある方も多いと思いますが、実際に使ってみると、紙が破れてしまったり、全然消えなかったり。
本当のところ、青い部分にはどんな意味があるのでしょうか?

青い部分=ボールペン用?実はちょっと違う

「青い部分はボールペンを消すためのもの」と思っていた方も多いかもしれませんが、実はそれ、半分正解・半分誤解なんです。

青い部分は、より硬い素材でできていて、鉛筆で描いた濃い線や、ザラザラした紙に書かれた文字を消すためのものとして作られているんです。

つまり、通常の白い消しゴムではうまく消せない文字や線を、少し強めの摩擦でこすって消す、いわば“強力タイプ”の消しゴムだったんですね。

なぜ「ボールペンも消せる」と言われるようになった?

これには“使ってみた人の体験談”が広まった背景があります。

たまたま消せたことがあったり、色が濃くて紙が削れてインクも薄くなったことで、「ボールペンが消えた=専用なのかも?」という認識が生まれたと考えられています。

でも、ボールペンのインクは一般的に消しゴムで消えるようには作られていません。
実際には、インクを削り取っているだけで、紙にもダメージが残ってしまうことが多いです。

上手な使い方のポイント

青い部分を使うときは、「力を入れすぎず、軽く何度かこする」のがコツです。

紙の種類や筆圧によっては、紙が毛羽立ってしまうこともあるので、テスト用の紙で試してから本番に使うと安心です。

もし濃い鉛筆や色鉛筆を多用する人なら、青い部分は非常に頼もしい存在になるかもしれません。

実はメーカーによって用途が違うことも

2色の消しゴムは、メーカーによって素材や用途に若干の違いがある場合があります。

中には「青い部分=インク用」とパッケージに明記されているものも存在しますが、基本的には“鉛筆の濃い線用”“強い摩擦用”という位置づけが一般的です。

まとめ

  • 青い部分は「濃い鉛筆の線」や「ザラザラした紙」用の強力タイプ
  • 「ボールペンが消せる」は誤解されやすい都市伝説的な話
  • 無理に使うと紙を傷めてしまうので注意が必要
  • メーカーごとに仕様が異なる場合もある

何気なく使っていた文房具にも、意外な工夫や目的が隠れているんですね。
次に2色の消しゴムを手にしたときは、ぜひその“青い部分”の本当の力を試してみてください。