お店や駅で「スッ」と開いてくれるはずの自動ドアが、なぜか反応しない…。
そんな経験、一度はありませんか?
「え?私、もしかして透明人間…?」なんて冗談を言いたくなる場面ですが、実は自動ドアが開かないのにはちゃんとした理由があるんです。
自動ドアが開くしくみ
まずは仕組みを簡単に説明すると、自動ドアは「センサー」が人や物を感知して作動します。
主に使われているのは「赤外線センサー」や「マイクロ波センサー」など。
これらのセンサーが、人の動きや熱を検知して、「誰か来たぞ!」とドアに信号を送ることで、ドアが開くんです。
反応しない主な原因
では、なぜ開かないことがあるのでしょうか?
代表的な理由をいくつかご紹介します。
- センサーの死角に立っている
センサーの感知範囲に入っていないと、自動ドアは「誰もいない」と判断します。
特にセンサーの真下や極端に近すぎる位置は、意外と見逃されがちです。 - 動きが少ない・ゆっくりすぎる
高齢者や子ども、ゆっくり歩く人などは、センサーの感知が遅れることがあります。 - 明るすぎる・暗すぎる環境
直射日光が強い場所や、照明が弱い場所ではセンサーが誤作動を起こすことがあります。 - 服装や荷物の影響
センサーが「動き」や「熱」を感知する場合、黒っぽい服や体温の低い手荷物しか写っていないと、反応が鈍くなることも。 - センサーやドアの故障
単純に機械のトラブルも原因のひとつです。
対処法はある?
自動ドアが反応しないときは、次のような対処法を試してみましょう。
- センサーの正面や少し離れた位置に立ってみる
- ゆっくりではなく、少しハッキリした動作をしてみる
- それでも開かない場合は、別の入り口を探すか、近くの人に声をかける
「自動ドア=自動で完璧に動く」と思いがちですが、センサーも万能ではないため、環境や条件によってはうまく作動しないこともあるんですね。
まとめ
- 自動ドアはセンサーで人の動きや熱を検知して開く
- センサーの死角や環境によって反応しないことがある
- 立ち位置や動き方を変えると反応する可能性あり
ちょっとした知識があるだけで、「なんで開かないの!?」というモヤモヤが解消できるかもしれません。
次に自動ドアの前で立ち止まったときは、思い出してみてくださいね。