文房具の定番アイテム「ハサミ」。
よく見ると、持ち手の輪っか部分に色の違いがあること、気づいたことはありませんか?
「赤と青」「黒とグレー」など、左右で色が違うハサミは意外と多いですよね。
でも、それって単なるデザインの遊び心?
実はきちんと意味があるんです。
色が違う理由は「持ち手の使い分け」
ハサミの持ち手が左右で色分けされている理由は、使う指を分かりやすくするためなんです。
基本的に、ハサミの持ち手には以下のような使い方があります:
- 大きい輪(色付きの方)…親指を入れる側
- 小さい輪(無地の方)…中指・薬指を入れる側
このように、持ち方を“視覚的に”ガイドするために、色を変えているんですね。
右利き用と左利き用で違いがある?
実はこの色分け、利き手の違いを示しているわけではありません。
多くのハサミは右利き用に作られていて、色の違いはあくまで「どちらの指にどちらを使うか」をわかりやすくする目的です。
ただし、左利き用のハサミは構造そのものが異なるため、色分けではなく「刃のかみ合わせ」で判断することが多いです。
なぜ色分けが必要なの?
「ハサミって、どっちに指を入れても同じじゃない?」と思ったことがあるかもしれません。
でも実は、正しく持つことで以下のような違いが出るんです:
- 刃がしっかりかみ合って切れやすくなる
- 手首に負担がかかりにくくなる
- 長時間使っても疲れにくくなる
見た目だけのデザインかと思いきや、実は使いやすさや安全性のために工夫されていたんですね。
子ども向けのハサミは特にわかりやすく
小さなお子さんが使うハサミでは、より鮮やかな色分けがされていることが多いです。
「赤い方が親指だよ」などと説明しやすく、安全に使ってもらえるように工夫されています。
まとめ
- ハサミの持ち手の色の違いは「指の位置」を示すため
- 正しい持ち方で切れ味・安全性がアップ
- 左利き用ハサミは別構造なので要注意
- 子ども向けにはより目立つ色分けがされている
身近な文房具にも、実はたくさんの工夫や意味が隠れています。
次にハサミを手に取ったときは、ちょっとだけ色の意味を意識してみると、日常が少し楽しくなるかもしれませんね。