買い物をしているとよく見かける「税込」と「税抜」という表記。
でも、「結局どっちが本当の値段なの?」とモヤっとしたことはありませんか?
今回は、税込と税抜の違いをやさしく解説しながら、
どんな場面で注意すればよいのかもご紹介していきます。
そもそも「税込」と「税抜」の意味とは?
■ 税込(ぜいこみ)
税込価格とは、消費税を含んだ「支払う金額そのもの」です。
たとえば「税込1,100円」と書かれていれば、レジで支払う金額も1,100円ちょうどになります。
■ 税抜(ぜいぬき)
税抜価格とは、消費税が含まれていない「商品の本体価格」です。
たとえば「税抜1,000円」と書かれていれば、そこに10%の消費税が加わり、支払い金額は1,100円になります。
税込と税抜、どちらが分かりやすい?
お客さん目線で言えば、税込価格のほうが分かりやすいですよね。
支払い時に「えっ、思ったより高い…」ということも防げます。
一方で、店舗や事業者にとっては税抜価格のほうが管理しやすいというメリットもあります。
なぜ表記が分かれているの?
実は、価格表示のルールは法律で定められています。
現在(2025年時点)は「総額表示」が義務づけられており、税込価格をわかるように表示しなければならないことになっています。
ただし、商品の近くに「税抜価格」と一緒に「税込価格も書いてある」など、総額が伝わる工夫をしていれば問題ありません。
注意すべき場面はここ!
- ネット通販:小さく「税抜」と書かれている場合があるので要確認
- 外食メニュー:税抜価格で表示されているお店もあるため、レジでの合計額に注意
- スーパーの棚札:小さく「(税込○○円)」と併記されていることが多い
「思ったより高かった…」という失敗を防ぐためにも、税込・税抜どちらの価格かを確認するクセをつけておくと安心です。
まとめ
- 税込=消費税を含んだ「支払う金額」
- 税抜=消費税を含まない「本体価格」
- 現在は「税込価格」の表示が原則
- ネット通販や外食では、税抜表示が目立つこともあるので要注意
ちょっとした知識ですが、知っておくと買い物のときのストレスがぐっと減ります。
次に値札を見るときは、「税込か税抜か?」をチェックしてみてくださいね。