アメリカ・コロラド州に位置する「デンバー国際空港」。普通の空港と思いきや、なぜかこの空港には常に奇妙なうわさがつきまとっています。「あそこには何かがある」とささやかれるようになったのは、完成当時からすでに始まっていたと言われています。
不思議が詰まった空港の構造
まず注目されるのは、滑走路の配置。上空から見ると、ある特定の形に似ていると話題になったこともあります。さらに、地下に広がると言われる「謎のトンネル」や「未使用の施設」も、その存在について多くの憶測を呼んでいます。
空港の公式説明では「荷物搬送用のインフラ」や「建設上の予備施設」とされていますが、それに納得しない人も多く、さまざまな説がネット上で飛び交っています。
アートが生む不気味な印象
デンバー国際空港が特に話題になる理由のひとつが、空港内に展示されているアート作品です。たとえば、「燃える都市」や「武装した兵士が描かれた壁画」は、まるで終末の世界を示しているかのようだと見る人も。
また、空港入り口にそびえる巨大な青い馬の像(通称「ブロッキー」)は、光る赤い目を持ち、その異様な姿が恐怖を感じさせることもあります。作者が制作中に亡くなったというエピソードも、さらに物語を深めています。
多すぎる「偶然」
完成までに大幅な遅れがあったことや、莫大な建設費用、複雑な地下構造など、事実としても疑問が多いのも事実です。そのため「ある計画の拠点では?」という見方をする人も少なくありません。
また、関係者が意図的にうわさを煽っているのでは?といった見方もあり、真実はさらに複雑です。
あえて噂を楽しむ空港
実はデンバー国際空港の運営側も、この「不思議な空港」というイメージを逆手にとって、ユーモアを交えた広報活動を行っています。空港内には「地下に宇宙人はいません」などと書かれたポスターが貼られているほど。
公式に笑い飛ばすスタンスを取りながらも、完全に噂が消えることはありません。むしろ、それがこの空港の個性として定着してきたともいえます。
真実か都市伝説か
世界にはたくさんの空港がありますが、ここまで想像力をかき立てる場所はなかなかありません。信じるか信じないかはあなた次第ですが、もし機会があれば一度訪れて、その空気を実際に感じてみるのも面白いかもしれません。
何気ない旅の始まりが、思いがけず深い“謎”との出会いになるかもしれませんよ。